1989年、全米12位とさり気にSTARSHIP時代では5指に入るヒットを記録した、表題3rdアルバムから2つ目、STARSHIP名義通算10thシングル。前作収録の6thシングル"It's Not Over~"に対応したようなタイトルですね。変化に富んだメロディ特にちょっぴり哀愁を帯びたサビメロに、デジタル感控え目なゆったりリズムの成熟したサウンド。いやもうそれだけで"充分"じゃないですか。
1980年1月リリース、全米5位まで上がった22ndシングル。かつての泥臭いカントリーロックはどこへやら、2・3年来引き続きのディスコ+(日本で言う)AOR路線で、セクシーとは言ってもエロくはなく普通に男女の出会いを描いています。8thとなる表題アルバム"愛はいつも涙"収録の"Better Love Next Time (愛がいっぱい)"に続くシングルでした。邦題を見ても都会的お洒落路線どっぷりですね。ドクター・フック(&ザ・メディスン・ショー)、掘り下げる価値のあるバンドです。
邦題を"すてきな娘に出会ったら"と称するこの曲こそリアルタイムで"出会った"ドクター・フックの曲です。1979年4月リリース、全米6位まで上がった実に20thシングルでした。それ以前にDR. HOOK AND THE MEDICINE SHOWという名前だけ覚えがあった私にとっては"あ、やっぱり同一バンドか"な再会。そして同時に初めて聴いた"Sylvia's Mother"とのギャップに驚き、同じバンドでもこう時代に応じてディスコに変貌するのなと妙に納得したものです。"きれいな娘と恋に落ちたら色々と大変さ"という内容ながらもコミカルなのがイイんですよ。今思い返せば若かりし頃って恋愛でも何でも深刻に考え過ぎてたもんですね。
掠れ気味のハスキーヴォイスで歌われるカントリーロック調哀愁バラードは、DR. HOOK & THE MEDICINE SHOW名義で1972年3月にリリース、同年5月には表題1stアルバムの1曲目に収録された2ndシングル。とはいえ無名の1st"Last Morning"を差し置いて実質デビュー曲であり、いきなり全米5位をマークした初期の有名曲でもあります。シルビアの母親が彼女をなかなか電話に出させないというやきもきした内容の歌。兄の旺文社"百万人の英語"テキストを見てタイトルだけは早くに知るも実際に聴いたのはだいぶ後、"When You're in Love with a Beautiful Woman"のヒットで返り咲いた頃という完全後追いです。